（2019.7.9更新）

【Notice of today：覚えておきたい子どもの病気（夏風邪）】

今回のテーマは、子どもの病気「夏風邪」です。手足口病やプール熱についてまとめていきます。

※子どもの病気（溶連菌・水疱瘡）編はこちらをどうぞ⤵⤵

この時期から気を付けたい子どもの病気➀感染を知る。溶連菌・水疱瘡

この時期子どもがかかりやすい病気の特徴をご説明させていただきます。今日は夏風邪編です。

🔴手足口病

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手足口病てあしくちびょう（英: Hand, foot and mouth disease; HFMD）は、コクサッキーウイルスの一種が原因となって起こるウイルス性疾患である。病名は手の平、足の裏、口内に水疱が発生する英語病名の直訳に由来する。乳児や幼児によく見られる疾患であるが、成人にも見られる。

手足口病の感染経路として考えられるのは、

飛沫感染・接触感染・糞口感染

なので

〝感染力は強い〟

と言えます。

予防方法は

手洗い・うがい

が大切で、

マスク、タオル等の共有を避ける

ことも感染を広げないために大事になります。

おむつ替えの後に手洗いを徹底する

ことも忘れずに！

特徴： 手や足に発疹、口内炎もできます。発熱は稀

流行時期：夏

潜伏期間：３日から５日程度

対処： 安静と痛みを和らげる鎮痛剤などの対症療法。
口内炎を伴うので飲食がしづらくなります。脱水症状には十分注意が必要です

【補足】薬剤師目線で…
かからないための対策も、万が一かかってしまった時の対応策も、病気のことを理解しているか否かで大きく変わってくるのが手足口病です。基本的なことを〝確認〟しておくと良さそうです。

紙芝居で手足口病を解説してくれます　☞☞☞　http://www.med.or.jp/kids/byoin/sick/0424/0424-1.html

全国の手足口病感染情報（最新）はこちらをご参考ください⤵⤵

※愛知県（名古屋市　➡名古屋市公式サイト
※北海道　➡北海道感染症情報センター
※東京都　➡東京都感染症情報センター
※京都府　➡京都府感染症情報センター
※大阪府　➡大阪府感染症情報センター
※佐賀県　➡佐賀県感染症情報センター

🔵ヘルパンギーナ

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ヘルパンギーナ（英: Herpangina）は、コクサッキーウイルスの一種が原因となって起こるウイルス性疾患である。手足口病と同様、夏季を中心に乳児や幼児に流行する、いわゆる夏かぜの代表的疾患。原因ウイルスは、ピコルナウイルス科内のエンテロウイルス属に属するコクサッキーウイルスA群（2,3,4,5,6,10型）が主で、他にB群やエコーウイルスで発症する場合もある。

感染経路は、手足口病とほぼ同じで

飛沫感染・接触感染・糞口感染

です。

予防方法は

手洗い・うがい

で、

やはり

マスク、タオル等の共有を避ける

ことも大事。手足口病と同じです。

特徴： 突然の高熱（39～40℃）と、上あごの粘膜やのどの奥など口の中に水疱ができます。
〝発熱の高さ（有無）〟と〝水泡が出来る場所の違い〟で手足口病と区別をします

流行時期：夏

潜伏期間： ２〜４日程度

対処： 痛みを和らげる鎮痛剤を使いながらの安静。のどの痛みを伴うので、食事がしづらくなります。脱水症状に注意！！

【補足】薬剤師目線で…
激しい喉の痛みのために、水分摂取が疎かになりがちです。
ジュースなどの刺激が強いものを避け、刺激の少ない補水液などで水分を補うと良いでしょう。十分な脱水対策を！

こちらもどうぞ⤵⤵

【熱中症】重症度別、症状と対処法。特に子どもと高齢者の脱水には注意！

🔴プール熱

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咽頭結膜熱いんとうけつまくねつとは、アデノウイルスによる感染症。プールの水を媒介として感染しやすいことから「プール熱」や咽頭結膜炎ともいわれる。

感染経路は

口・鼻・喉・目の結膜

で、感染力が非常に強いため体内に入り込んできて感染してしまう。

予防方法は

手洗い・うがい

で、

プールに入る時は前後のシャワーをしっかりと浴び、目もしっかりと洗う

よう心掛けましょう。

タオルの共用も避けましょうね。

特徴： 名前の通り、目が充血する結膜炎と喉が腫れる咽頭炎を同時に発症し、熱も出ます。高熱は数日続き、喉の腫れは痛みを伴います。
プールの水を介して流行することがあるのでプール熱と呼ばれます。

流行時期：夏

潜伏期間： ４日から５日間

対処：熱が下がるのを待つ、対症療法です

【補足】薬剤師目線で…
喉の痛みや発熱に対して、医師からお薬（解熱鎮痛薬）が出されるケースがあります。症状の辛さで食べたがらないお子さんに「クスリはご飯を食べてから」と指示が出る場合も…。
このような場合には、刺激が少なく、喉にかかる負担が少ないと考えられるものを選んであげてください。ゼリーやプリン、お豆腐なんかは比較的クセがなく良いかもしれません。

こちらもご参考ください⤵⤵

健栄製薬株式会社「手ピカジェル」サイト　☞☞☞　https://www.tepika.net/infection/pcf.html

今回ご紹介した〝３つの病気〟は、

【夏かぜの代表】

的な病気です。

暑さの厳しい夏は、大人も子どもも抵抗力が下がる時期。

予防対策をしっかりとして、注意をしていきましょう＾＾

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