【続】端午の節句の意味や由来は?誰が買う?―鯉のぼり・柏餅・ちまき―
(2020.3.4更新)
【Notice of today:知っていそうで知らなかった〝こどもの日〟】
5月5日は子どもの日。
端午の節句(たんごのせっく)と言われるこの日については、
・子どもの日の由来
・端午の節句が5月5日なワケ
・鎧や兜といった五月人形を飾るのかナゼか
など、こちら⤵でご紹介をさせていただきました。
今回は、端午の節句に関係する〝モノ〟に焦点を当てたお話。
なぜ、鯉のぼり?
どうして、柏餅?ちまき?
簡単な勉強です、お付き合いください。
🎏端午の節句に鯉のぼりの意味
まずは「鯉のぼり」について。
あなたは
「登竜門」
という言葉に聞き覚えはありますか?
実は、鯉のぼりはこの登竜門という言葉に由来しています。
【登竜門とは】
「竜門」を上って越えること。竜門は黄河の中ほどの急流を指す呼び名で、遡行しきれば竜になるとされた。
(引用元:実用日本語表現辞典)
端午の節句(子どもの日)に鯉のぼりを飾るのは、
立身出世の関門を乗り越える鯉になぞっている
ためです。
つまり、
男の子の出世を願う気持ちの表れ
と言えるわけです。
また、沼などの劣悪な環境でも生き抜く生命力を持つ鯉は、
生命力を頂くという意味から食べられる習慣もある
と聞きます。
端午の節句にの鯉のぼりには、
どのような辛い環境においてもたくましく生き抜き、立派に成長してほしいとの思いが詰まっている
のです。
🎏なぜ鯉のぼりを飾る?
もともと日本では、将軍に男の子が生まれると〝家紋のついた旗〟や〝のぼり〟を立てて祝う習慣がありました。
次第に武家や庶民へと広がり、現在のこどもの日に鯉のぼりを立てる習慣になったと言われています。
それでは、鯉のぼりや兜などの飾りものは誰が用意するものなのか?
昔は、妻側が用意すると言われていたそうですよ⤵
結婚をすれば妻が夫の家に入り、夫の両親と同居するのが当たり前と考えられていました。離れて暮らす母方の両親が、孫と娘の顔見たさに五月人形や鯉のぼりを用意し、夫側の家へ持参した。
(一部抜粋:江戸で最古の人形の老舗
吉徳大光公式サイト)
今では同居が当たり前ではなくなりましたし、どちらの家で買うという決まりは特にないそうです^^
(…そうは言っても、トラブル回避のためにも、そういう習慣が過去にあったという知識だけはあってもよさそうですよね)
ちなみに私たちの家では、五月人形は旦那様のご両親が、鯉のぼりは私たち母方の両親が購入しましたよ^^
🎏端午の節句の食べ物は?
端午の節句の食べものと言えば、まずは柏餅。
【柏餅の由来…】
柏餅が生まれ、端午の節句の食べ物として定着したのは江戸時代の頃。柏餅に巻かれている柏の木の葉は、新芽が出てから古い葉が散ります。
そこで、新芽を子ども、古い葉を親になぞらえ「子どもが生まれるまで親は死なない」と考えました。そこから、「家系が絶えない」=「子孫繁栄」に結びついて、縁起の良い食べ物として定着したのです。柏餅には、お家存続を願った、武家時代ならではの強い思いと時代背景がありました。
端午の節句には、
関東地方では「柏餅」
を食べる習慣があります。
そしてもう1つ、ちまきです。
【ちまきの由来…】
ちまきは端午の節句と一緒に中国から伝わったものです。
現在のちまきは、笹でもち米を包んで蒸していますよね。それが昔は茅(ちがや)の葉で巻かれていました。
茅は、中国の故事で繁殖力が強く神霊が宿り、邪気を払うとされていたため端午の節句でちまきが食べられるようになったと言われています。
関東の柏餅とは違い、
関西地方では「ちまき」
を端午の節句に食べます。
このように地域差があるのも、こどもの日の元になった端午の節句なのです。
お子さんに伝えることは出来そうですか?^^
お付き合いありがとうございました。
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