人気のごぼう茶。ヒミツに迫る。第➀弾は便秘に良いってホントなの!?
わたしの勤務するおおぶ東調剤薬局では、ごぼう茶が定期的に売れていきます。
「テレビでやっていたから」「友達が良いって言ってたの」「便秘に効くかしら」などのお声と共に手に取っていかれる方。〝ごぼう〟が持つプラスイメージによるものなのか、パッケージの魅力なのか、商品に惹き付けられてお手元へ。しばらくパッケージを眺めておられる方まで。
モノが溢れる昨今では、手に取っていただけるところまででも結構な合格点だと私は思っています。
スタッフが選抜して、店頭へ並べている商品です。お買い求めいただければこれ以上ない嬉しさであることは言うまでもありません。
注目を集めるごぼう茶(おおぶ東調剤薬局取り扱い商品は山本漢方製薬株式会社さんの商品)について、人気のヒミツを探っていこうと思いました。
初回となる今回は、『ごぼう茶と便秘の関係性』について。
連載とするのは、ごぼう茶の持つ魅力が多肢に渡るからです。
今回の便秘改善にはじまり、むくみに冷え性、美肌に良いと言われる魅力まで。
最後には、一般的に売れ筋とされているごぼう茶商品と山本漢方のごぼう茶を比較して、あなたに合ったごぼう茶選びの参考となるよう、メリットとデメリットなどをお伝えしたいと考えています。
どうぞ、お付き合いください。
第➀弾 ごぼうと言えば食物繊維。「ごぼう茶と便秘」との関係性
ごぼう茶について語る時、
まず外せないのが便秘との関係です。
「ごぼう=食物繊維=便秘に良い」のイメージは、多くの方がお持ちのものではないでしょうか?
ごぼうに含まれる食物繊維ですが、『100gあたり5.7g』と言われています。
これが多いのか、実は少ないのか。
ごぼう100gあたりに5.7g含まれているとされている食物繊維の量を、
同じ根菜である〝さつまいも〟と〝にんじん〟、様々なレシピに登場する〝ほうれん草〟と比べてみます。
※概算です、ご理解ください
◎第1試合 ごぼうvsさつまいも
勝 ごぼう100gあたり5.7g > さつまいも100gあたり約2.5g 負
※さつまいも1個200gとした場合
◎第2試合 ごぼうvsにんじん
勝 ごぼう100gあたり5.7g > にんじん100gあたり約3g弱 負
※にんじん1本130gとした場合
◎第3試合 ごぼうvsほうれん草
勝 ごぼう100gあたり5.7g > ほうれん草1束あたり約3g 負
※ほうれん草1束250gとした場合
厚生労働省発表「食物繊維の食事摂取基準(最新2015年版)」によると、18~20g以上/日(細かくは男女年齢別で異なります)となっています。〝以上〟というのが特徴で、食物繊維が必要なものとされていることが分かります。〝1日20gを目標に〟摂っていきたいですね。
食物繊維にも種類がある
食物繊維を摂ることが出来る野菜はいくつもありますが、「無理なく効率良く摂る」ことに着目すると、ごぼうは優秀であると言えることが分かりました。
次に、ごぼうから効率的に摂ることが出来ると分かった食物繊維について。
食物繊維には種類があり、それぞれその働きが異なることが分かっています。この〝違い〟について理解をすると、ごぼう茶の良さを更に感じることが出来るのです。
食物繊維は〝不溶性〟と〝水溶性〟の2種類に区別されます。
・〝水に溶けない〟不溶性食物繊維
野菜を食べて食物繊維を摂る。このことから摂取出来ている食物繊維は、そのほとんどが不溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維の便通への影響は、
腸内にて水分を吸収することで膨らみ、腸の運動(蠕動運動)を促すことによるもの。
わたしたちが野菜から摂取する食物繊維のほとんどは、この不溶性の食物繊維です。
・水に溶ける水溶性食物繊維
水溶性食物繊維の便通への影響はと言うと、
大きな特徴はわたしたちのからだの中でゆっくり×2と吸収されるということです。
その過程で、
コレステロールとくっついたり、腸内の余分な水分を吸収していきます。
コレステロールを体外へ、吸収した水分で便の硬さを調整すると言われています。
つまり、食物繊維の排便への影響は、不溶性・水溶性の食物繊維がバランス良く摂取されることでより期待出来るものとなると言えるのです。
先に述べたように、野菜から摂れる食物繊維は、そのほとんどが不溶性のもの。不溶性・水溶性のバランスが良いとは言えません。
ここに、ごぼうが便秘に良いと注目を集める理由がありました。
ごぼうに含まれている食物繊維は、不溶性と水溶性の割合が約3:2です。
食物繊維含有量対決をした、
さつまいも・にんじん・ほうれん草は、どれも不溶性と水溶性の割合が約3:1です。
食物繊維2種類は、バランス良く摂り入れる必要があるので、この点でもごぼうが優れていると言えるわけです。
食物繊維だけじゃない!忘れてはならない〇〇
ごぼう茶と便秘改善との関係性には、食物繊維の他にも忘れてはならないものがあります。〝オリゴ糖〟です。
便秘の方に多いのが、腸内の善玉菌と悪玉菌の〝バランスが悪い〟というケース。
善玉菌と悪玉菌、両者の関係は反比例していて、
善玉菌が増えると悪玉菌が減り、善玉菌が減ると悪玉菌が増えるとされています。
ベストなバランスは【善玉菌:悪玉菌=2:1】だそうですよ。
悪玉菌は、日常での〝食生活の乱れ〟や〝過多なストレス〟によって増えてしまうもの。
ストレス社会の中にいる私たちは〝善玉菌を増やして対抗する必要がある〟ということになります。
善玉菌を増やす。
これに大きな役割を果たすのが、そうです、オリゴ糖なんです。
では、オリゴ糖の重要な役割に迫っていきましょう!
オリゴ糖と善玉菌の関係
腸内細菌は多数の雑多な菌種によって構成され、一人のヒトの腸内には100種から3000種類の細菌が100兆個から1000兆個の腸内細菌が長さ約10mの腸内に生息しており、重量にすると約1.5-2kgに相当する。
(Wikipedia腸内細菌より引用)
100~1000兆個も存在する腸内細菌は、聞き覚えのある〝善玉菌〟と〝悪玉菌〟、そして、日和見菌とに大きく3つに分類出来ます。
※日和見菌については、今回は割愛
善玉菌と言ったら、あなたは何を思い浮かべますか?
乳酸菌?ビフィズス菌?どちらも有名で、昨今話題のものですが…。どちらも正解、両方とも代表的な善玉菌です。
乳酸菌もビフィズス菌も、私たちの腸内には無くてはならない。その〝乳酸菌〟〝ビフィズス菌〟の働きに無くてはならないもの、それがオリゴ糖です。
ごぼう茶とオリゴ糖、そして、腸内環境(便秘)とがようやく繋がりましたが・・・
オリゴ糖にはいくつか種類があり、
今回テーマにしている〝ごぼう茶〟から摂れるのは〝フラクトオリゴ糖〟。にんにくなどにも含まれている、腸までしっかりと行き届く難消化性オリゴ糖です。摂取したものは腸内で善玉菌の栄養としてしっかりと活かされます。
便秘の原因は人それぞれですが、腸内に増えた悪玉菌も原因の1つ。悪玉菌による腸内環境の悪化は、便秘に限らず、私たちの健康に害となるもの。オリゴ糖の役割が期待されます。
いかがでしたか?ごぼう茶が便秘に良いと言われる所以は、食物繊維によるものだけではなかったようです。
「ごぼう=食物繊維=便秘に良い」の構図は、「ごぼう=食物繊維・オリゴ糖=便秘に良い」に変更ですね。
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