こころに花が咲く。人と人の触れ合いのあったかみ。2つのエピソード
エピソード1
職場の近所にお住まいのAさん。
Aさんには、わたしの勤務する調剤薬局にご夫婦でご利用いただいています。
この日、いつも通り薬剤師をしていた私。
自動ドアからAさんが入ってくるのが見えました。
その手にあるのは、いつもの処方箋ではありません。
処方箋の代わりに、段ボールを2つ抱えています。
「今日は薬のことではないようだ…」
Aさんが抱えていたダンボールは、
スーパーで見かけるトマトが入っているような“背の低い箱”です。
これを2段重ねにして抱え、薬局へと入ってこられたのです。
Aさんは、私を見つけるなり、すぐに話しかけてくれました。
「昔、市場で働いててさ。その時の知り合いが持ってきてくれたんだよ」
「さっき届けてくれたばかりだよ。分けようと思って持ってきた」と。
数年のお付き合いがあるAさんと私ですが、薬局でのお薬のお渡しを介してのもの。
以前されていたお仕事の事までは知りませんでした。
Aさんご夫婦はいつも仲睦まじく、わたしたち薬局スタッフはいつも癒されてばかり。
ダンボールの中身はと言うと、トマトでもジャガイモでもなく…。
「はさみ貸してくれる?」
ダンボールの中には、
片手では持て余してしまうほどの大きなマンゴーが。
キレイな形をした大きなマンゴーは、1個ずつ丁寧に包まれていて…
“甘~ぃ香り”が薬局内へ広がっていきます。
Aさんはというと、たくさんのマンゴーを置くなり、足早に薬局を後にされたのです。
ダンボール2つはしっかりと結ばれていて、封は切られておらず。
「ついさっき届いたんだよ」の言葉は、“本当”だったのでしょう。
市場から届けられたものを、すぐに私たちのもとへ…。
薬局スタッフのことを思い浮かべていただくだけで、
ただそれだけでも、とても×2“ありがたく嬉しいこと”です。
それなのに、ダンボールを抱えてわざわざ足まで運んでいただけたなんて。
幸せです…
エピソード2
「おみやげです」とようかんを頂きました。
まさに今が旬の「栗」が入ったようかん。栗羊羹です。
甘さ控えめの、なめらかな羊羹。そして、やわらか~ぃ甘い栗。
美味しくいただきました。
“薬局スタッフへのおみやげ”として頂いたこの羊羹。
みなさんが頭のなかで想像しているのは、
和風な見た目に包装された“羊羹1本”でしょうか?
でもね、この時にいただいた羊羹は“あらかじめ二口サイズぐらいに切ってあった”のです。
「ようかん1本を人数分に切って分けただけでしょ?」
確かに、いただいた羊羹はラップに2切れずつ包まれていましたが…
ラップのなかには、“ようかんと1本の爪楊枝がセット”になっていたのです。
たかが爪楊枝とは、到底思えません。
わたしの頭はドカーン!!
これはすごい…。
1本の羊羹を複数人に分けて渡すには、切らないことには始まりません。
食べやすい大きさに切って、何かに包むか入れるかして渡すしかありません。
ここに、“楊枝が1本”登場するんです。
「これだよ。うん、これだ」
はやく、わたしも楊枝を入れることが出来るようにならなければ…。
お付き合いありがとうございました。
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