先に少しだけ触れましたが、旧暦7月15日のことを〝中元〟とするのが一般的な考え方です。〝贈る時期のマナー〟や〝金額〟といったところに多少の違いがありますが、「お世話になった人に贈り物を贈る」という点では〝お中元〟もお歳暮も変わりはありません。

暑い時期のお中元と寒い時期のお歳暮ですから、好まれる品物には大きく違いがあるようですね。

お中元に人気なのは、近年は猛暑の影響からか〝ビール〟〝ミネラルウォーター〟にはじまり、定番の〝うどん・そば〟、そして風物詩の〝フルーツ〟だそう。一方お歳暮には、からだを温める鍋に最適なカニやふぐなどの〝海産物〟から、お正月の大人数用にハムなどの〝肉類〟が好まれているのだそう。共通して人気なものには、〝焼き菓子〟〝ご当地グルメのお取り寄せ〟だとか。

素朴な疑問として「お中元とお歳暮は両方しないといけないものなの?」と思ったことはありませんか?

一般的には〝お中元とお歳暮はセット〟とした考え方があるようですが、一年の締めの時期にあたるお歳暮の方をより重要視する傾向があるようです。お中元とお歳暮を両方贈る場合には、お歳暮の方によりキモチを込めるのがマナーとされています。

※参考 高島屋オンラインストア(高島屋のお歳暮ページ)