呪術廻戦、じゅじゅつかいせん、漫画、マンガ、アニメ、虎杖悠仁、いたどりゆうじ、五条悟、ごじょうさとる、Jujutsu Kaisen

【薬剤師監修】「呪術廻戦」に学ぶ人間らしさ。注目ポイントは負のワード!

【Notice of today:負≠マイナス】

表裏一体…
「二つのものの関係が、表と裏のように密接で切り離せないこと。」 ※goo辞書より

正直に告白する。

私は

「表の顔」と「裏の顔」を使い分けて生きている。

そしてこれからも、そのことは変わらない。

けれど、誤解しないで欲しい。

「表の顔が正義だって、誰が決めた?」

「表よりも裏の顔が悪いって、決まっているのか?」

この世に〝表と裏を裁く方程式〟なんて存在しない。

株式会社インフィニット・エボリューション 代表取締役 永井 博

薬剤師監修、言葉に学ぶ健康、名言に学ぶ健康、薬剤師
好きな言葉は【無限】と【進化】

※YouTubeも始めちゃいました!!⤵⤵




(2021.4.10更新)

今回ご紹介するのは、

漫画【呪術廻戦】。

呪いを題材とした「ダークファンタジー」には、普段、私たちが〝目を背けてしまっている現実〟が生々しく描かれている。

物語に散りばめられた〝負のワード〟が、

「人間の本質」と「人間らしさ」を教えてくれる漫画

が呪術廻戦だ。

独断と偏見をもって〝負のワード〟たちに迫ってみた。

最後まで読んで絶対に損はしない。

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呪術廻戦「第1巻~第4巻」

「呪術廻戦」とは・・・

呪いを宿し、呪いを祓え。

週刊少年ジャンプ連載の「呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)」は、人間の負の感情が具現化した呪霊と、それを祓(はら)う呪術師を描いた漫画。

2021年の3月、

呪術廻戦のシリーズ累計発行部数は4,000万部を突破!!

いま大注目の漫画が呪術廻戦だ。

★名言引用元: 呪術廻戦ジャンプコミックス

・呪術廻戦 第1巻 「両面宿儺」
・呪術廻戦 第2巻 「呪胎載天」
・呪術廻戦 第3巻 「幼魚と逆罰」
・呪術廻戦 第4巻 「殺してやる」
(著)芥見下々(あくたみげげ)

・呪術廻戦 小説版 「逝く夏と還る秋」
(著)芥見下々 ・北國ばらっど

※音声が出ます⤵

※第2弾(パンダ、東堂葵、真人、五条悟、夏油傑)はこちら⤵⤵

※第3弾(九十九由基、三輪霞、五条悟、冥冥)はこちら⤵⤵

※第4弾(禪院直毘人、両面宿儺、禪院真希)はこちら⤵⤵

※第5弾(五条悟、虎杖悠二、東堂葵、禪院真依、釘崎野薔薇)はこちら⤵⤵




📚呪術廻戦コミックス第1巻

呪術廻戦、漫画、マンガ、アニメ、虎杖悠仁
呪術廻戦 第1巻

虎杖悠仁「じいちゃんは正しく死ねたと思うよ」

★呪術高専 虎杖悠仁(いたどりゆうじ)

死を迎える瞬間、ひとは何を思うのか…。

懐かしい思い出?

恐れ?後悔の念だろうか?

〝死の瞬間〟にどれほどの猶予が許されているのかは分からないが…。

満足感で満たされていたのなら、きっと、それが正しい死。

〝トップバッター〟は呪術廻戦の主人公、虎杖悠仁。

〝負のワード〟は「死」だ。


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呪術廻戦主人公 虎杖悠仁

虎杖悠二の生き方は、〝じいちゃんの死〟を境に大きく変わった。

〝これ〟が宿命という奴なのかもしれないが、彼の人生が劇的に変化した瞬間だ。

あなたにもあるのではないだろうか?

〝今まで〟の生き方がひっくり返った瞬間。

たとえば、

〝大切な人の死〟を受けて生き方が変わった

なんてことが…。

私にはある。

虎杖と同じ経験をしたことがある。


呪術廻戦第1巻。

冒頭に書かれていた虎杖悠仁の言葉。

「じいちゃんは正しく死ねたと思うよ」

私は、ページをめくる手を中断させられた!

正確には、思考にハマった。

止まらずにはいられなくなってしまった。

虎杖の言葉がどうにも頭から離れなくなってしまって…。

「正しく死ねた?」

頭には〝?マーク〟。

胸の奥には〝ワクワク感〟。

同時発生!!

ヤバい、ハマった。

もう引き返せない…わたしは呪術廻戦の虜…。


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虎杖悠仁(きゃらドリアクスタ)

病院のベットで亡くなったのは、虎杖悠二のじいちゃん。

息を引き取る直前、じいちゃんは孫である悠二に

「俺みたいにはなるなよ」

と声をかけています。

唯一の肉親であるじいちゃんの死を受けて、虎杖悠二が語った言葉が

「じいちゃんは正しく死ねたと思うよ」

です。

「正しく死ぬ」って、どういうことだと思いますか?


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虎杖悠仁の言葉に見つけた、負のワード「死」。

〝一般的に〟選ばないことがルールになっているのが「死」。

選択権の無い私たちが〝選べない〟のが「死」です。

私は今までに、目の前の死が正しいか正しくないかを考えたことがない。

だからこそ、私は虎杖悠仁の

「正しく死ねた」という言葉が妙に引っかかった

のだと思う。

結局のところ、

人生はいつ何が起こるのか分からない

もの。

自分がいつ死んでしまうのかも分からない

し、

どんな死を迎えるのかも分からない。

だから私たちは、

死ぬまで後悔のない選択を繰り返すことだけに集中して生きればいい!

それが、じいちゃんの伝言。

※呪術廻戦「第1巻」の試し読みはこちらから




📚呪術廻戦コミックス第2巻

呪術廻戦、漫画、マンガ、アニメ
呪術廻戦 第2巻

伏黒恵「俺は不平等に人を助ける」

★呪術高専1年 伏黒恵(ふしぐろめぐみ)

「不平等」と聞くと、人は嫌悪感を抱く。

今回は

〝一風変わった選挙のお話〟

です。

負のワードは「不平等」。


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呪術高専 伏黒恵

伏黒恵というキャラクターは、私が呪術廻戦を読み進めるたびに〝共感を覚える〟男です。

そんな彼が語った言葉の紹介は、選挙に例えて。

例えば…

「平等」と「不平等」とが立候補した選挙

「呪術廻戦あなたはどっち派?」

が開催されたとします。

候補者の1人「平等」さんは、

「みなさん!世の中に不平等なんてことがあって良いと思われますか?」

「人間は皆平等に扱われるべきだ!日本国憲法にも定められている!!」

と演説で力説。

対する「不平等」さんは、

「みなさん、考えてみてください。すべてが平等なんてそもそも無理なことなんです」

「人間は皆考え方が違います。あれもこれも平等に扱うなんて出来ないと思いませんか?」

と淡々と語ります。

さて、

あなたは平等さんと不平等さんのどちらに1票を投じる?


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この選挙、勝つのは「平等さん」です。

〝いい勝負〟になることもなく、間違いなく「不平等さん」は勝てない。

誰だって内心では

「すべてが平等なんて無理だ!

と分かっている。

けれど、人は

「平等が善で不平等は悪だ!」

「不平等なんて言語道断!」

だと声を大にしては言わない。

正確には〝言えない〟と表現すべきか。

「不平等」という言葉には〝道に外れているイメージ〟がある

から選べないのです。

だから、平等と不平等の2択なら、間違いなく大多数が平等に投票する。

「俺は不平等に人を助ける」

数多の反感を買うことを承知で語った伏黒は、間違いなくマイノリティの人間。


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呪術高専1年伏黒恵

あなたが〝少数派かどうか〟はさておき。

伏黒恵は〝自分は助けるひとを選ぶ〟と意思表示しています。

あっちもこっちも大事。あの人もこの人も救いたい。平等に…。

平等を主張することは容易いけれど、「正直、難しくないか?」というのが伏黒の嘘のない本音です。

彼が実践する不平等は、

「少しでも多くの善人が平等を享受できる様に」

するためのもの。

あなたの平等は不平等になってやしないか?

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📚呪術廻戦コミックス第3巻

呪術廻戦、漫画、マンガ、アニメ、虎杖悠仁
呪術廻戦 第3巻

七海建人「小さな絶望の積み重ねが人を大人にするのです」

★一級呪術師 七海建人(ななみけんと)

〝特徴的な眼鏡〟をかけた七海建人は、俗に言う出来る男。

見た目に反した〝ナナミン〟という可愛らしい愛称をもつ彼ですが、七海の言葉には重みのあるものが多い。

負のワードは「絶望」。

絶望について語った七海建人。

彼の言葉から得られる気づきとは何か?


真っ暗闇…。奈落の底…。八方塞がり…。

「絶望」という言葉には

〝ベッタリと負のイメージがくっついている〟

ように思える。

※絶望とは、希望を失うこと。全く期待できなくなること(引用元:goo国語辞典)

goo国語辞典を見る限り、〝絶望〟という言葉に「光」を見出すことは難儀。


けれど、七海の言葉は少し違います。

絶望に〝小さな〟と修飾語を補ってあげて

絶望を小さな絶望に変えてあげる

と…。

どうでしょう?

不思議ですよね?

「絶望」を「小さな絶望」としただけで〝だいぶ優しい印象〟に変わりました。


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では、七海が言う〝小さな絶望〟は何を指すのか?

彼は次のように言っています。

・枕元の抜け毛が増えていたり…

・お気に入りの惣菜パンがコンビニから姿を消したり…

これが七海の言う小さな絶望です。ユーモアがありますよね?

彼の言う小さな絶望は、決してふざけているものではありません。

例えば、七海の言う

「枕元の抜け毛が増えていたり…。」

という言葉。

日常の一コマとして考えれば、絶望とは程遠いように思えます。

けれど、

毎日積み重なっていくのだとしたら、最終的に待つのは絶望

かもしれません。


例えば、

「お気に入りの惣菜パンがコンビニから姿を消したり…。」

1回や2回の経験であれば笑い話で済むことかもしれません。

一見、これも絶望をイメージするような出来事ではないように思えます。

けれど、

人間の考え方は期待を裏切られ続ければ変わっていくもの

です。

「仕方ない…」が「またか…」に変わり…。

「またか…」が「いい加減にしろよ!」に変わっていく…。

期待は不満になって、やがて懐疑的になる。

最終的に待つのは、相手に対する失望からの絶望です。


私たちが経験する深い絶望は、実は、そこに至るまでに見え隠れしていた小さな絶望の集合体。

七海流に言えば、「小さな絶望の積み重ね」と理解することが出来ます。

「絶望」とは、

突然に突きつけられるものではない。

「絶望」は

〝プチ絶望〟の繰り返しの結果。

七海建人の個性が光る言葉に、気づきがありました。




七海建人「残業は嫌いなので手早く済ませましょう」

★一級呪術師 七海建人(ななみけんと)

サラリーマンからの呪術師。

〝異色の経歴〟を持つ七海建人は、

「適度な息抜きができるかどうかが、労働を長く続けるコツ」

だと語る。

労働に縛られることを嫌う彼は、元サラリーマンらしく

8時間労働への強いこだわり

を持っている。

今回の負のワードは「残業」。


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七海建人

ブラック企業、過労死、社畜…。

「労働は悪」だと定義づけてしまいそうな過激な言葉たちです。

確かに、労働に対する考え方は変わってきています。

いち早く〝風向きの変化〟を察した企業のなかには、労働環境の整備に動き出したところも少なくはありません。

ただ、

「残業は絶対にNG」

だと考えるひともいれば、

「残業がなくなると困る」

と語るひともいる。

「何がなんでも18時にはあがる」と語る七海は、間違いなく〝前者〟ですね。


「1日8時間労働」にこだわる一方で、七海建人は

8時間を超えた労働では〝より一層〟力を発揮する

人物として描かれています。

残業とは言わず、

「ここからは〝時間外労働〟です」

と語る彼がカッコイイですね。

もちろん、就業時間内も残業時間でも変わらず十分な能力を発揮し続けることが最も望ましいことですが。

ひとは

〝望まない残業〟であればあるほど、気持ちが落ちて負の感情が沸き出す

もの。

それでも折れずに〝持てる力を果たす〟七海。

人の本性は、イレギュラーな場面にこそ表れる。

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📚呪術廻戦コミックス第4巻

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呪術廻戦 第4巻

真人「熟慮は時に短慮以上の愚行を招くものさ」

★特級呪霊 真人(まひと)

皮膚のツギハギが目を引く真人。

不気味な見た目とは裏腹に、子どもっぽい一面をのぞかせるキャラクターでもありますが、中身は残虐。

人の負の感情から生まれた呪霊、真人。

彼の言葉に見つけた負のワードは「短慮(たんりょ)」です。


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真人(ばくだん焼第2弾アクリルスタンド)

「短慮」のお話しをする前に、少しだけ脱線。

あなたは〝こんなこと〟を言われたことはありませんか?

「お前、ちゃんと考えたのか?」

「しっかり考えないとダメだよ!」

己の知識や経験に基づいて結論を出すことを「考える」と言います。

前述した〝ちゃんと〟とか〝しっかり〟というのは、

「考えていないだろ!」と言われているのと同じ

ようなもの。

果たしてコレは「短慮」なのだろうか?


Goo国語辞典によると、「短慮」とは

・考えが浅はかなこと。

・思慮の足りないこと。

・気の短いこと。

・短気、せっかち。

と解釈されています。

つまり、「ちゃんと考えたのか?」と言われていた私は

思慮が足りない、浅はかな人間だと思われていた?

ということになるのだろうか…??

誤解しないでくださいね、悲観しているわけではありません。

例えです、一例。


短慮の反対語は「熟慮(じゅくりょ)」です。

熟慮という言葉が意味するものは…

・よくよく考えること。

・色々なことを考えに入れて、念入りに検討すること。

・熟考。

とあります。

言葉の意味だけを追いかけてしまうと、

熟慮が正しくて、短慮は誤り

という方程式が成立してしまいそう…。

実際のところはどうなのか?


短気かどうかはさておき、あれこれ悩まず、結論を出すことに時間をかけない人。

このような人物は、短慮派か熟慮派かの2択であれば「短慮のグループ」に入るでしょう。

気が長いかどうかはさておき、何事にも即決はせず、考えをまとめるのに時間をかける人。

このような人物は「熟慮のグループ」におさまる。

ただ、確かなことは

熟慮して出した結論が必ずしも満足のいく結果を導くとは限らない

ということ。


「熟慮は時に短慮以上の愚行を招くものさ」

呪術廻戦では悪役として描かれる真人。

しかし、彼の言葉は

〝実に的を得ている〟

と言わざるおえない。

結果や成果の度合いが考える時間に影響されることがあっても、常に比例するとは限らない。

むしろ、

短慮に見える行いでありながらも大きな未来を掴む人のほうが優れている

と私は思う。

実際、考えても仕方ないことが山ほど転がっているのが現実。

熟慮しがちな自分であるからこそ、真人の言葉は強く響く。

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to be continued…

ではまた~(^.^)/~~~

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