【薬剤師監修】「呪術廻戦」に学ぶ人間らしさ第４弾！！注目ポイントは負のワード！
【Notice of today：負≠マイナス】
（2021.3.11更新）
【Notice of today：負≠マイナス】
「狡猾にいこう。呪いらしく人間らしく」
狡猾なのは、呪いか？人間か？
全ては表裏一体。
要は〝視点の問題〟なんだ。
さぁ、ウソを吐き出せ！
最後まで見て損はしない。
第４弾、スタート！！
★名言引用元： 呪術廻戦ジャンプコミックス
・呪術廻戦 第１３巻 「渋谷事変ー霹靂ー」
・呪術廻戦 第１４巻 「渋谷事変ー理非ー」
・呪術廻戦 第１５巻 「渋谷事変ー変身ー」
・呪術廻戦 第０巻 「眩しい闇」
（著）芥見下々（あくたみげげ）
※音声が出ます⤵
※第１弾（虎杖悠二、伏黒恵、七海建人、真人）はこちら⤵⤵
※第２弾（パンダ、東堂葵、真人、五条悟、夏油傑）はこちら⤵⤵
※第３弾（九十九由基、三輪霞、五条悟、冥冥）はこちら⤵⤵
※第５弾（五条悟、虎杖悠二、東堂葵、禪院真依、釘崎野薔薇）はこちら⤵⤵
もくじ
📚呪術廻戦コミックス第１３巻
禪院直毘人「無粋だとは思わんか！！」
★特別一級呪術師 禪院直毘人（ぜんいんなおびと）
「正しく生きる。」
わたしが言うまでもなく、誰もが分かっている大切な考え方です。
「ひとは正しく生きなければならない。」
でも、
正しさばかりを積み上げていく人生って、つまらなくないですか？
今回の負のワードは「無粋（ぶすい）」。
人生１度切り。〝少しくらい〟遊びを取り入れてみても良くはないか？
「無粋だとは思わんか！！」
真希・真依姉妹の父親、禪院直毘人の言葉です。
「無粋」とは、遊びのわからないさま、面白味のないさまを意味する言葉。
酸いも甘いも知り尽くしているであろう
７１歳の男が「つまらない」と言っている
のです。
無粋の対義語は粋（すい）。
どちらが正しい、どちらが間違っているという話ではない
のですが、わたしは退屈な人生を望まない。
遊びのある、面白味のある時間を少しでも多く取り入れて、柔軟に生きたい。
無粋だと感じる機会は極力減らしたい
と思うのです。
人生経験が豊富な禪院直毘人は、
〝遊び心〟が〝心の余裕〟につながる
ことを知っている。
呪術廻戦の人気キャラクター、五条悟（ごじょうさとる）もおそらく同じ。
人間、焦っている時は大抵のことがうまくいかない。
徹夜して〝いいとこどり〟したって、テストで高得点はとれないし、プレゼンだってうまくはいかない。
あなたもご存じですよね？
人間、何をするにも余裕が無いとダメなんです。
余裕のない人間に正しい行動なんて出来やしない。
心に余裕がないと正しくは生きられない
のです。
※呪術廻戦第１３巻の試し読みはこちらから
📚呪術廻戦コミックス第１４巻
両面宿儺「理想を摑み取る〝飢え〟オマエにはそれが足りていなかった」
★特級呪物 両面宿儺（りょうめんすくな）
〝呪いの王〟として頂点に君臨する両面宿儺。
彼の呪力を操る才は〝天下無双〟。
ただし、今の彼は
自由を奪われていて思い通りにならない
状況下にある。
そんな〝不自由な彼〟が語った「飢え」とは一体？
呪術廻戦のキーワードに「器（うつわ）」がある。
両面宿儺は主人公（器）虎杖悠仁（いたどりゆうじ）に閉じ込められ、自由を奪われている。
まさに
〝自由に飢えている〟
状態にあるわけだ。
「飢え」という言葉は、goo国語辞典によれば
〝望み求めているものが満たされない苦しみ〟
と定義されている。
まさに、自由を掴み取る機会を虎視眈々とうかがう両面宿儺が胸に秘めた感情と同義。
満ち足りていない、枯渇した感情の一種が飢え
である。
「理想を摑み取る〝飢え〟オマエにはそれが足りていなかった」
最凶最悪の宿儺が語った言葉は、胸に理想郷を抱く特級呪霊の漏瑚（じょうご）へのもの。
理想を掴み取ろうとする原動力になるもの。
自分に足りないものを欲する感情。
コレこそが「飢え」。
両面宿儺の言葉は、
「飢えて、飢えて、飢えて、理想を掴み取れ！！」
というメッセージ。
動け！動け！動け！
「待っていたって、欲しいものは手に入らない！！」
という教え。
「飢え」という言葉は、一見すると〝プラスのイメージが無いように思える〟負のワード。
でも実のところは、
「理想は死にもの狂いで掴め！！」
という、最強を極めた宿儺からの〝正のメッセージ〟です。
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📚呪術廻戦コミックス第１５巻
与幸吉（究極メカ丸）「弱いからやり方を間違えタ。弱いから間違いをつき通せなかっタ」
★準一級呪術師 与幸吉（むたこうきち）
呪術高専京都校、与幸吉の言葉から学ぶ。
通称メカ丸の〝命がけの遺言〟から、負のワードは「弱い」。
久しぶりに漫画を読んで泣いた。
メカ丸の術式は、人形を操る傀儡躁術（かいらいそうじゅつ）。
自らが作り出した傀儡（くぐつ）に呪力を通わせ、操るというもの。
なかでも、私に色濃く印象を残したのは渋谷事変に登場した〝小型メカ丸〟。
〝これ〟が役目を果たす時、
与幸吉はすでに故人
という事実が切なくて、たまらなく愛しい。
小型メカ丸の言葉は〝遺言〟に他ならない。
「弱いからやり方を間違えタ。弱いから間違いをつき通せなかっタ」
彼の遺言にはたくさんの後悔が入り混じっている。
操り人形を介すことでしか自分の存在を示すことが出来なかった弱さ。
あれほど切望していた肉体を得てしても、夏油と真人には勝てなかった弱さ。
〝遺言再生装置〟を使うことでしか想いを伝えられなかった弱さ。
メカ丸が最後の最後に遺した数々の後悔。自分の弱さ。
そして、願い…。
強さとは一体、何なのか？
議論をはじめると果てしなく続くため、この場では避けるが…。
わたしは
自分の信念を貫くこと
こそが強さだと思っている。
私は死の間際、必ず後悔の念を抱く。
１つや２つどころではなくて、たくさんの後悔が必ず訪れる。
それでも、たった１つだけ〝したくない後悔〟がある。
メカ丸の言う「つき通せなかっタ」という後悔だけは絶対にしたくない
と思っている。
もしも、あなたも私と同じ〝欲しがり〟ならば、我を貫き通すべきだ。
そして、〝何かしらの願い〟を遺して死ぬ。
釘崎野薔薇「おかしい奴の声は大きくて、自分以外の全てに思えて、土足で他人の人生を踏みにじるもんなんだ」
★三級呪術師 釘崎野薔薇（くぎさきのばら）
自分に正直という点で、釘崎野薔薇の右に出る者はいない。
彼女に理不尽という言葉は似合わないし、理不尽であってはほしくないと個人的に思う。
負のワードは「おかしい奴」。
どこにだっている。
〝誰もが〟自由に自己表現できる国、日本。
それでも
まだまだ〝多数決思考〟は社会に根深く蔓延っている
のが現実で、相変わらず出る杭には冷たい。
だからこそ私は「他人の足を引っ張らない」ことを信条に生きる。
おかしい奴には負けたくないし、あなたにも負けてほしくないから。
とは言ってみたものの、ひとりで生きていくことが出来ない以上、私たちは野薔薇のようにはいかない。
だからといって、
理不尽な〝領海侵犯〟を許してはいけない
と強く思うし、許さない。
見方次第では〝自分がおかしい奴〟と言われるわけだが、土足でなければ良い。
五条悟も言っている。
「若人から青春を取り上げるなんて許されないんだよ」と。
この言葉、大好きなんです。
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📚呪術廻戦コミックス第０巻
禪院真希「〝善人です〟ってセルフプロデュースが顔に出てるぞ」
★四級呪術師 禪院真希（ぜんいんまき）
直毘人の娘、禪院真希。彼女は名門の出ですが、ぬるま湯につかるような人生は歩んでいない。
「〝善人です〟ってセルフプロデュースが顔に出てるぞ」
真希らしい〝単刀直入な言葉〟は、乙骨憂太（おっこつゆうた）という〝受け身な生き方〟をしていた男へと語った言葉。
真希から憂太へのストレートパンチから、負のワード「善人」。
〝究極の質問〟を１つ。
あなたは善人？それとも悪人？
あなたの答えを導き出す前に、まずは言葉の意味を確認。
goo国語辞典によると、
善人とは、善良な人、行いの正しい人
とある。
対して
悪人とは、 心のよくない人、悪事を働く人
だとあります。
善人と悪人の〝言葉の定義〟が分かりました。
それでは再び〝究極の質問〟に戻ります。
「あなたは善人？それとも悪人？」
人というのは、
選択肢が３つ以上あると〝より真ん中〟を選びたがる
と言われます。
つまり、平均値が気になるのです。
「松」「竹」「梅」の３択となれば、より真ん中の「竹」を選びたくなる。
〝極端な選択〟はしたくない
と思うのが〝ひとのさが〟。
実際、どうですか？
「あなたは善人？それとも悪人？」
「どちらも選びたくはない」があなたの答えではないですか？
もしも〝究極の質問〟が
「善人とも悪人とも言えない」を加えた３択であったなら、大多数が第３の選択肢を選ぶ
ことは明らか。
でも、本心は？
これこそが、真希の言う
「〝善人です〟ってセルフプロデュースが顔に出てるぞ」
ではないですか？
究極の質問に対する私自身の答え。
わたしは答えに迷うことはありません。
自分の行いが常に正しいなんて思わない。
自分が善人だなんて思ったことはない。
だから私は自分のことを悪人だと思っている。
私の答えは〝悪人〟。
あなたの答えはどっち？
乙骨憂太「僕が里香ちゃんに呪いをかけたのかもしれません」
★特級呪術師 乙骨憂太（おっこつゆうた）
呪術廻戦０巻。
乙骨憂太が語ったのは、物事を複雑にしている根っこ。
人間の目は節穴だらけ。
負のワードは「呪いをかけた」。
世界で一番詳しい地球儀「Google earth」。
地上で暮らす私たちの〝目〟は、優れた機能を持つこのアプリには到底敵わない。
日常で感じるストレスとか悩みなんてものも、きっと同じ。
見方を変えればほんの些細なこと
なのに、節穴だらけであるがために自分を窮屈にしていく。
深刻な状況に陥っていた乙骨だったが、彼は踏み出すことで広い視野を獲得し、別人へと生まれ変わった。
事なかれ主義。
受け身の人生。
流れに逆らえずに生きていた乙骨憂太は、呪術高専入学を機に、１８０度真逆の日々をおくるようになる。
「僕が里香ちゃんに呪いをかけたのかもしれません」
身に起こる不幸は全て他人のせい…。
里香ちゃんが原因であって、自分には一切の責任は無い。
そう思っていた彼が語った言葉は、
違う角度から覗き見るクセが、異なる色彩感覚を培かわせる
ことを証明した。
カーテンを開ける〝あの感覚〟が大事です。
殻を破り、一歩踏み出す。
閉じこもっていては何も変わらない。
憂鬱な気分には光合成が必要
だと私は思う。
乙骨には彼を引っ張り出す仲間がいた。
私たちも、そうありたい。
※呪術廻戦第０巻の試し読みはこちらから
to be continued…
それではまた～
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