大切なペットとの別れ。ペットロスを乗り越えるために
【Notice of today:不可避なことだからこそ】
「生ある者は必ず死あり」という言葉があります。
意味するものは、読んで字の如く。
今回は、ペットロスについてのお話をさせていただきます。
お付き合いください。
🐩ペットは家族
ペットフード協会によると、全国の犬猫飼育頭数は20,000千頭に迫るとあります。犬猫の飼育頭数は、ワンちゃんは経年で減少傾向、ネコちゃんは横ばいとなっていて、近年は猫の飼育数が犬のそれを上回る傾向が続いている(※記事作成時の協会発表データ)そうです。
私たちの薬局にも、ペットを飼っていらっしゃる方が多く訪れます。
犬や猫をペットにもつ方々がよく口にするのが、
「ペットは家族だからね」
という言葉です。
犬種や猫種のお話はもちろんのこと、「うちの子は〇歳」と嬉しそうにお話しされる姿は、飼い主の方に共通してみられるもの。
そのご様子をみて、日々の生活のなかで愛情を存分に注いでいる姿が浮かんでくるものです^^
ワンちゃん、ネコちゃんの毎日の食事ペットフード1つとっても、好みはさまざま。私たち人間と一緒。
「ペット=家族」となるのは必然
なことのようです。
🐈ペットロス症候群とは?
大切な家族の一員だからこそ、失った時の深い悲しみは計り知れません。
冒頭で述べたように
「別れはいつか必ず訪れるもの」
ということは誰もが承知の事実ではありますが、ペットロス症候群になってしまう方もいらっしゃるのが現実…。
まず最初に、ペットロス症候群について確認をしていきます。
ペットロス症候群とは、死別・行方不明・盗難被害によってペットを失ってしまった人が引き起こしてしまう
〝病的な症状〟
の事を言います。
つまり、病院や薬局に訪れる患者様となんら変わらない、お悩みを抱えた状態であると言えるわけです。
主な症状には、
・うつ病
・不眠
・無気力、虚脱感
・ペットの幻覚、幻聴、「帰って来るのでは」という妄想
・胃潰瘍など消化器疾患 etc
ご覧の通り、精神的な事から、身体的に影響を及ぼす症状まであります。過食・拒食を引き起こし、健康バランスを崩してしまうことも。
🐩乗り越え方「悲しみの5段階」
アメリカの精神科医エリザベス・キュブラー・ロスさんが
「悲しみの5段階」
という理論を紹介しています。
この理論は、悲しみを乗り越える過程を分類したもの。
5段階には、
1、ペットロスになってしまった事実の「拒否」
2、獣医や自身、ペット自体を責める「怒り」
3、自分の寿命と引き換えに生き返って欲しいと願掛けしたり、たらればを繰り返す「交渉」
4、全て無気力に感じてしまう「抑うつ」
5、少しずつ日常から感情を取り戻し事実を受け入れられるようになる「受容」
当事者となった方は、個人差はあるものの「拒否」「怒り」「交渉」「抑うつ」「受容」この5つのステージをいったりきたりしながら乗り越えていくそうです。
悲しみの5段階は文字にするだけでもとても重い内容です。5つのステージに向き合い、じっくりと考えてみると、
「乗り越え方=悲しむ事」
とも解釈することができます。
あまりにも苦しい時は1人で抱え込むようなことがないよう、カウンセリングを有効活用することも必要な判断になります。
ただし、「誰でも悲しいものだから…」「新しいペットを飼えば良い…」というような短絡的な考え方はナンセンス。
悲しさから逸らすようにするのではなく、ゆっくり傍で寄り添ってあげることが近い間柄の方がとるべき行動のようです。
🐈後悔しないために。今出来ること
「飼っていた猫を突然病気で亡くしてしまった…」
私の知人であるAさんは、このようなことを話してくれました。
大切なペットと離れなければならない。そんなときに後悔しないために…
・写真や動画をたくさん撮る
・交通事故や病気などを防げる環境をつくる
・迷子や盗難にあわないよう、外出時は目を離さない
動画も写真も、今や携帯1つあれば撮影することが出来ます。
Instagramを使ったり、アプリを活用したりすれば、いつまでも素敵な思い出を残すことだって出来る。
ペットとの生活環境にも最善を尽くして、日々目の前の家族を大切にしてあげて欲しい。
今出来ることを精一杯に…。
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