【薬剤師監修】1時間に23回!!衝撃的な研究結果が手洗いの見直しを促す
(2020.11.22更新)
【Notice of today:やらないのは知らないから】
「人は、1時間に平均23回も顔を触っている」
2015年、オーストラリアにある「ニューサウスウェールズ大学」が発表した研究結果です。
外出時のマスク着用、こまめなアルコール消毒は〝当たり前〟にやっている。
では、手洗いにはちゃんと取り組めていますか?
今回のテーマは、幼稚園や小学校で徹底して取り組んでいた〝手洗い〟です。
今一度〝手洗いの重要性〟を再確認してみましょう。
✋接触感染
厚生労働省の公式サイトに、以下のような一文が掲載されています。
新型コロナウイルスへの感染は、
ウイルスを含む飛沫が口、鼻、眼などの粘膜に触れる
または
ウイルスがついた手指で口、鼻や眼の粘膜に触れる
ことで起こる。
電車やバスのつり革、オフィスや学校のドアノブ。
不特定多数の人が触れた場所に付着しているウイルスは、
一定期間その場に残存する
ことが分かっています。
もしもウイルスに感染している人が咳やくしゃみを手で押さえ、その手でつり革やドアノブを触っていたとしたら…
容易に想像が出来ますよね?
万が一、つり革やドアノブから新型コロナウイルスを〝もらってしまった〟としても、
「その手で顔に触らなければ大丈夫でしょ?」
というご意見。
顔、触りませんか?
本当に触らないですか??
〝無意識に〟鼻やおでこを掻いていたりしませんか?
✋無意識は防げない
ウイルスからの感染予防対策、人気ナンバーワンは「マスクの着用」です。
このことは、テレビのニュースを見聞きしていれば分かりますし、実際に私たちの調剤薬局へ寄せられるお声からも判断することが出来ます。
ただ、ご存じの通り〝マスクを着けていれば大丈夫〟ということではない。
こんなデータがあるんです。
冒頭でご紹介した「ニューサウスウェールズ大学」の研究。
26人の医学生を被験者にして、手が顔に触れる頻度を観察したものです。
発表された研究データによると、学生たちは
1時間に平均23回も顔に触れていた
そうなんです。
ウイルスの感染経路となる眼・口・鼻など、顔の複数部位に1時間で平均23回も手を運んでいたというデータです。
1時間あたり平均23回ですから、そのすべてが意識的にしたものと考えるのは現実的ではありませんよね?
おそらく〝無意識に〟手が顔に触れてしまったものが相当数カウントされているはずです。
感染者からの飛沫を防ぐマスクがあっても、無意識の接触感染は予防することは出来ません。
ここに、〝手洗いの重要性〟を再確認しておく意味があると思うのです。
✋手洗いの効果
「人は無意識に顔を触ってしまう。」
先程の研究データが無かったとしても、なんとなく〝身に覚えがある〟のではないでしょうか?
〝無意識にやってしまう行為〟であるならば、感染予防には特別な対策が必要になります。
〝特別〟と言っても、難しいことではありません。手洗いです。
ウイルスで汚れた手をキレイに洗う。
手を清潔に保つということ。
ここからは〝手洗い〟について確認をしていきます。
自身の手指でウイルスを拾ってしまう。
私たちがウイルスに感染してしまう経路の1つ、〝接触感染〟です。
接触感染の予防する対策として有効なのが、手洗いによる予防。
こんなデータ⤵⤵があります。
まず注目すべきは、〝流水による15秒の手洗い〟です。
水で15秒洗うだけでウイルスの残存率が約1%にまで下がる
ことが分かります。
さらに、
ハンドソープを取り入れた手洗いでウイルスの残存率は0.01%以下にまで下がる
ことも分かります。
〝もみ洗い〟や〝2セット洗い〟をすれば、さらに小さいウイルス残存率を達成出来ることも確認出来ます。
いかがでしょう?
手洗いがウイルス感染に対してこんなにも効果を発揮しているなんて。
知っていました?
✋最後に
今まで〝漠然とやっていた手洗い〟と、〝効果の程度を知ったあなたの手洗い〟とは全くの別物です。
ウイルスに対する〝手洗いの効果〟は証明されている。
あとは、正しい手洗いを実行すればOK!!
マスクの着用とアルコール消毒、そして手洗いは〝3点セット〟です。
お忘れなく!!
「正しい手洗いの方法」については、こちらをどうぞ⤵⤵
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