【薬剤師監修】花粉症には洗眼専用目薬!みんな目を洗っているけれど…水道水・アイボン・普段使いの目薬で洗っちゃダメ!
(2021.4.10更新)
※この記事では、【ウェルウォッシュアイ(参天製薬)】という〝目を洗うための目薬〟『洗眼薬』をご紹介しています。テキスト・画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
【Notice of today:洗眼って意外と難しいのね】
まずはじめに、私たちからあなたへ
〝3つの質問〟
をさせていただきます。
📒Question1(。´・ω・)?
あなたは、
アレルギー症状の対策で目を洗うことはありますか?
➡➡➡ ☑頻繁に目を洗う または ☑目を洗うこともある というあなたは次の質問へ
⇩⇩
📒Question2(。´・ω・)?
「目を洗う」とお答えになったあなた。では、
実際に〝何を使って〟洗眼していますか?
➡➡➡ 点眼型の洗眼薬以外(水道水・普段使いの目薬・アイボンなど)を使って目を洗うことがあるというあなたは次の質問へ
⇩⇩
📒Question3(。´・ω・)?
もしも、
安心して目を洗うことが出来る目薬(洗眼薬)があるとしたら、興味がありますか?
➡➡➡ ☑興味がある または ☑少し関心がある または ☑気になるかも? という方は先へお進みください。
目のアレルギーでお悩みのあなたは、
読み進めると〝2つのこと〟を得ることが出来ます。
まず1つ目。
洗眼が〝しても良い行為〟であるという確証が得られて、
〝洗眼という武器〟を獲得出来る!
つぎに2つ目。
〝洗眼の正しい知識〟を知ることで、
〝ダメな洗眼〟と〝正しい洗眼〟の方法を知識習得出来る!
花粉症などの目のアレルギーでお悩みのあなたに、少しでもお役に立てれば幸いです。
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もくじ
👀ビックリなデータ!?
「目が痒い…」
「白目が充血してしまった…」
「瞼がベタベタする…」
花粉症などの目のアレルギーでお悩みの方々には、普段、何気なくおこなっている行為があるんです。
今回のテーマ
〝洗眼〟
です。
読んで字の如く、洗眼とは「眼を洗う行為」のことですが、まずはじめに洗眼に関する
〝ちょっとビックリなデータ〟
をご紹介させていただきます(-ω-)/
私が驚いたデータというのは、
花粉症に悩む人の〝約7割〟が洗眼をしている
というものです。
「花粉症の人って、10人のうち7人が目を洗っているんですか??」
医薬情報担当者さんが示したデータに、私は思わず「えっ!」と声を出し、聞いたことそのままに〝当たり前の質問〟をしてしまったことを今も覚えています(恥)
花粉症と洗眼との関係性を示したこのデータ、あなたはどう思いますか?
👀洗眼ってしても良いの?
花粉症のひとは約70%の確率で洗眼をしている。
洗眼をする目的は、花粉などによる目のアレルギー症状を緩和させるためでほぼ間違いないはずです。
かなりの高確率で洗眼が行われているようですが、
そもそも目を洗う洗眼は問題のない行為なのでしょうか!?
確認していきます。
「アレルギー性結膜疾患診療ガイドライン(第2版)」(※以下、ガイドライン)という、日本眼科学会が策定しているものがあります。
このガイドラインには〝予防(セルフケア)〟という項目があり、そこに
花粉に対する対策の1つに〝人工涙液による洗眼を推奨する一文〟が掲載
されています⤵⤵
眼表面に飛入した抗原を洗い流すためには、人工涙液による洗眼が有用と考えられている。洗眼する場合は、目の表面から異物を洗い流すことを目的としているため、洗い流すように1回数滴、できるだけ頻回に点眼することが望ましい。
※アレルギー性結膜疾患診療ガイドライン(第2版)より引用
まず1つ、洗眼という行為自体は間違ったものではないことが確認出来ました。
「良かった、一安心!」
ただ、問題はこの先に…。
先ほどご紹介した驚きのデータには〝続き〟があって、
そこにこそ問題の本質があった
のです。
👀何を使って洗眼していますか?
先ほどご紹介した日本眼科学会の「アレルギーガイドライン(第2版)」には、
「人工涙液による洗眼が有用」
と記載されていました。
それでは、
実際に洗眼している人たちは〝人工涙液を使って〟洗眼しているのでしょうか?
次は、この点に着目してみます。
約7割のひとが「洗眼している」と回答した、花粉症でお悩みの方々へのアンケート。
一緒に〝次のようなアンケート〟もしていたんです。
「何を使って目を洗っていますか?」
気になる回答データですが、
最多得票は〝水道水〟で全体の60%超え
という結果。
「花粉で目が痒い!」と悩む多くのひとが、蛇口からの水で目を洗っている。
おそらく予想出来ているとは思いますが、
水道水による洗眼は目に悪影響をもたらす原因
となるものです。
つまり、
洗眼しているひとの〝実に5人に3人〟が目に悪い洗い方をしている〟
という結果になります。
では、正しい洗眼、〝人工涙液を使った洗眼〟が出来ているひとの割合はどのくらいなのでしょうか?
正しい洗眼が出来ていたのは全体のおよそ5%程度
といった結果です。
水道水は使っていないけれど、人工涙液以外の目薬を使って洗眼しているひとも多数。
アンケート結果が物語っているのは、
「目を洗いたい」というニーズがある一方で、正しい洗眼が出来ていない現状がある
ということでした。
👀ナゼ人工涙液?
そろそろ「いくつかのナゼ?」が出てきた頃だと思いますので、少しずつ整理していきたいと思います。
・洗眼に人工涙液が推奨されるのはナゼか?
・水道水を使った洗眼がイケない理由は?(後述「間違った点眼」)
・洗眼は頻繁におこなっても良いものなのか?(後述「間違った点眼」)
「アレルギー性結膜疾患診療ガイドライン(第2版)」に登場した、洗眼に適しているとされる人工涙液。
なにも特別なものではなく、
〝より涙に近い性質〟
をもった
涙の代わりとなるものが〝人工涙液〟
です。
瞳から涙が不足すると、目が渇いてドライアイになったり、眼精疲労で異物感を感じるといった不調が出始めます。
このような嫌な感じを防ぐために、私たちの目を守ってくれる役割を果たしてくれるのが人工涙液なのです。
容器の先端が目の表面に触れたり、清潔でない保管の仕方をしたりといった誤った取り扱いをしなければ、人工涙液の点眼が目の負担になることはありません。
この点が、人工涙液が洗眼に推奨されている最大の理由です。
👀洗眼専用!参天製薬【ウェルウォッシュアイ】
人工涙液を使った洗眼が良いことであることが分かったところで、次は「具体的に何を使えば良いのか?」というポイントをお話しさせていただきます。
参天製薬さん(※以下、参天製薬)から発売されている
〝洗眼専用〟の目薬【ウェルウオッシュアイ】
がおすすめ。
言い方を変えると、今のところ
ウェルウオッシュアイ、コレしかない!
ということになります。
同じ参天製薬から発売されている〝ソフトサンティア〟を使って洗眼していたという方もいらっしゃると思いますが、
花粉などの目に侵入した異物の洗眼にはウェルウオッシュアイが◎
ウェル ウォッシュアイの角膜への安全性については、コンタクトレンズの不快感にも使われる〝ソフトサンティア〟、傷口の洗浄などに用いられる〝生理食塩水〟と有意差が認められないことが確認されています。
目の洗浄と眼病予防に効果が認められた、防腐剤フリーの目薬
ウェルウォッシュアイを使って、目に負担をかけない、優しい洗眼をしてください。
👀ウェルウォッシュアイを使った洗眼
【ウェルウォッシュアイの使い方】
・流れ出た液を拭うために、事前に清潔なティッシュなどを準備
・清潔な手で下瞼を引っ張り、1回4~6滴を点眼して洗眼する
・容器の先端が目の表面や瞼・まつ毛に触れないよう注意して点眼する
おすすめしている洗眼薬「ウェルウォッシュアイ」は、
薬局専売の医薬品
です。
当然、正しい点眼をすることが大切!
効能・効果は
〝目の洗浄〟と〝眼病予防
の2つ。
※眼病予防:水泳のあと、ほこり・汗が目に入った時などに点眼
1回4~6滴を1日に3~6回点眼して洗眼
します。
1回の滴数や点眼の回数に幅があるのは、ウェルウオッシュアイの洗浄力から説明することが出来ます。
目安として、
・スギ花粉相当(40μm径)の異物に対しては2滴以上
・スギ花粉よりも小さいPM2.5相当(2μm径)の異物には4滴以上
の点眼が必要とされています。
つまり、
・スギ花粉対策には1回2滴以上
・PM2.5には1回4滴以上
を点眼することが推奨されるということになります。
ここ、ポイントです!!
花粉症などでアレルギー用の目薬を使用している場合には、
①最初に、ウェルウォッシュアイで洗眼し花粉などの異物を洗い流す
②洗眼した後、アレルギー用の目薬を点眼する
と有効的です。
ちなみに、
1本10mlのウェルウォッシュアイで約200滴を点眼することが可能
です(※使い方による誤差あり)。
👀間違った点眼
続いては「間違った洗眼」についてのお話。
アンケート結果で〝ダントツ1位〟となった
水道水による洗眼(※1)は、瞳を覆う涙液層(※2)の安定性を低下させる危険性がある
ためNGです。
また、
人工涙液以外の目薬を使った洗眼は、角膜に障害を引き起こすリスクがある
ことを考えなくてはならないためオススメ出来ません。
これは主に、
防腐剤(ベンザルコニウム塩化物・パラベンなど)が配合されていることによる影響
で、リスクの大きさは防腐剤の濃度と接触時間に関係するとされています。
「何を用いて洗眼をするか?」と同じくらいに大切なことに、〝洗眼の頻度〟があります。
「人工涙液を使えば〝いくら洗っても大丈夫〟」ということではなく、
〝洗眼のし過ぎもまた悪影響〟
となります。
正しい使用回数(※ウェルウォッシュアイであれば1日6回まで)を守って洗眼する必要があります。
誰もがやってしまいがちな目をこすってしまうという行為もまた、角膜や結膜を傷つけてしまう可能性があるので注意しましょう。
(※1)洗剤が目に入った時など、緊急時には大量の水道水で洗い流してください
(※2)涙の構造。蒸発を防ぐ油層と、角膜の状態維持・感染予防などを担っている液層との二層構造から成る
👀花粉が破裂!?ハッチアウトとは!?
参天製薬のウェルウォッシュアイは、花粉症でお悩みのあなたにとって
朗報な特長をもう1つ備えている
んです。
それが、
スギ花粉の〝ハッチアウト〟を抑制する働き
になります。
春先に多くの方々を悩ませる〝スギ花粉〟ですが、花粉による目のアレルギー症状は
〝ハッチアウト〟と言われる〝スギ花粉の破裂〟が引き金
になって起こることが分かっています。
※ハッチアウト
硬い外壁によって覆われているスギ花粉が、瞳の涙液に触れることで破裂すること。花粉の外壁が破裂することによって、アレルギーを引き起こす抗原が飛び出すという仕組み
参天製薬の商品〝ウェルウォッシュアイ〟と〝ソフトサンティア〟との違いは、
〝スギ花粉のハッチアウト〟を抑制する効果の強さ
にあります。
もちろん、スギ花粉ハッチアウト抑制効果は
ウェルウォッシュアイ>ソフトサンティア
となり、明らかな有意差が認められています。
スギ花粉のハッチアウトは、瞳が酸性であればあるほど起こりにくいことが分かっています。
数字が小さければ小さいほど酸性が強いことを示すpHを比較すると、
・ソフトサンティアのpHは7.0~8.0
・ウェルウォッシュアイのpHは6.5~7.0
となり、ここに有意差が生まれていることが分かります。
👀花粉症対策用メガネを着用している方にも◎
ご紹介してきたウェルウォッシュアイは、花粉症でお悩みの方が利用している
〝花粉対策用のメガネ👓〟とセットで利用すると相乗効果が期待出来そう
です。
花粉対策用に専用設計されたメガネとはいえ、花粉を100%完全にブロックすることは難しい…。
メガネを取り扱う〝Zoff〟や〝JiNS〟が販売する花粉メガネは、高い花粉のカット率です⤵⤵
【参考】
・https://www.jins.com/jp/kafun/
・https://www.zoff.co.jp/shop/contents/kafun2018.aspx
ウェルウォッシュアイの1日の使用回数は〝最大で6回まで〟となっている(※点し過ぎは目に悪影響)ので、ウェルウォッシュアイと花粉対策用メガネをうまく併用してみてはいかがでしょうか?
・楽天でJiNSの花粉症用メガネをお探しになる方はこちら
・楽天でZoffの花粉症用メガネをお探しになる方はこちら
※小学生など小さなお子さんの花粉症用メガネ。子ども動きは活発で、着用中に接触などで大事な顔を傷つける原因となり得ることも。この点については注意が必要な場合もあります。ご参考までに。
👀 キャップ付き洗眼薬の危険性
付属のキャップに液体を入れ、目をまるごと洗う洗眼薬。
ズバリ、〇〇ボンです。
この商品、取り扱いにはとても注意が必要で、目にとってリスクとなる可能性がとても高いもの。
目のプロフェッショナルである眼科医がおすすめしていない
ことは有名な話ですね?
おすすめしないどころか、使用しないように注意喚起されることもしばしば。
目をまるごと洗う洗眼薬「〇〇ボン」がおすすめされない理由は1つ。
キャップを清潔に保つことがほぼ出来ない!
からです。
この手の商品は、目の周りにキャップを直接接着させることで洗眼します。
洗眼のたびにキャップには雑菌が付着し、使用した洗眼液にもたくさんの汚れが…。
雑菌が付着したキャップは、流水で洗っても清潔とはほど遠い状態…。
ほとんどのケースで
洗眼を雑菌入りの液体で繰り返している
ことになるのです。
使用済のキャップを毎回清潔な状態に戻すって、私には出来ないです。乾かすだけでも面倒だもの…。
また、目に必要な成分までもを洗い流してしまうリスクも頭に入れておかないといけません…。
多くの眼科医が警笛を鳴らすものを、あなたはどのように判断しますか?
👀最後に
点眼型の洗眼薬〝ウェルウォッシュアイ〟は、参天製薬という確かなメーカーが作る、確かな商品です。
多くの眼科医が推薦する洗眼専用の目薬
でもあります。
正しく使って、あなたの生活に役立ててください( `ー´)ノ
お付き合いいただきありがとうございました。
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