排便がうまくいかない、便秘気味、便秘症

便秘のイメージを覆す!!大事だったのは〝トイレの習慣化〟と〝排便姿勢〟

私は、愛知県大府市にあるおおぶ東調剤薬局で薬剤師として業務にあたっています。
薬局へおいで下さる方のお悩み相談件数上位に来るのが、便意が無い、お腹が張るなどの「便秘」のお悩みです。
特に女性のお声が多いのですが、口には出さずとも、腹痛や腰痛などの不安も併せてお持ちの方は少なくないと思います。

今日は、便秘でお悩みの方に1度ご確認いただきたい【排便姿勢】についてお話しをさせていただきます。「便秘が原因の腹痛」や「便秘薬には頼りたくない」というお悩みをお持ちの方、「なんとか便秘を解消したい」という方、お付き合いください。

一部、Pharma Tribune Vol.10 No.2 February,2018【病気について知りたい!臨床講座「慢性便秘」。著者:横浜市立大学大学院医学研究科肝胆膵消化器病学教室 中島淳氏】にて学んだ内容を参考とし、記事をまとめています。

~ロダン〝考える人〟~

フランス〝パリ〟のロダン美術館に所蔵されている〝考える人〟。
テレビCMにも登場する、思想にふける人物像をご存じの方は少なくないと思います。
考える人のブロンズ像、そこに見られる姿勢が〝排便に良い姿勢〟とお考えください。

ロダン、考える人、ブロンズ像

イメージしてください。理想の排便姿勢は〝ロダンの考える人〟

~決め手は35度~ ※参考:Pharma Tribune Vol.10 No.2 February,2018

洋式の便器に腰を下ろし、前傾姿勢。腹部の位置にあたる『上半身と大腿(太もも)』が作り出す〝く〟の字は35度の角度がベスト。前傾姿勢により、直腸と肛門が排便に適した角度をとることが出来るのです。35度というのは、実はかなりの前傾姿勢により作り出されるもの。〝足元に踏み台を置く〟など、場合によっては安定感のある姿勢を保持するコツも必要になります。
同じ高齢者でも、寝たきりの方とそうではない方とでは便秘の発症率に大きな差が出る。これは、姿勢による影響が大きな要因の1つであると言えます。

~まず、トイレに行くこと~

バランスの良い食事を心がけて、適度な水分補給と共に食物繊維をしっかりと摂取する。便秘対策として1番にあがってくるものです。
意外と忘れがち、抜けてしまっているのが〝まずトイレに行く〟ということ。〝食事バランス〟やお伝えしてきた〝排便姿勢〟と同じくらいに大切なことだと言われます。いわゆる〝習慣付け〟です。

朝1番のストレッチや、日々の歯磨き、リラックスタイムのコーヒーなど、あなたにも習慣付けしているものがあると思います。意識をせずとも、なんとなくリズムが定まっているものも同じです。

〝トイレに行く〟という行動も、生活リズムに組み込んでしまうほうが良いのです。

便意や腹痛といった変化が無くとも、朝ご飯を食べたらトイレに入る。腸を動かすイメージを持って、便意を促す。結果、排便が無くても構いません、大事なのはリズムを作り出すこと。ストレスに感じては逆効果なので、あくまで自然に、焦らず続けてみてください。便座に腰をかけたら、前屈み35度をお忘れなく。

ご参考になれば幸いです。

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